難病疑いのある方、難病と診断されたばかりの方へ
難病の世界へようこそ~
まさか自分がなるとは思ってもみなかったですよね。
目の前が真っ暗になりますよね。
不安な気持ちでいっぱいですよね。
その気持ち、痛いほどよくわかります。
私も難病と診断された8年前、全く同じ気持ちでした。
「なんで私が・・・」なんてこと、よく考えました。
今でもときどき無意識のうちに考えてしまいます。
でも、考えてもしょうがないです。
これは運命なのです。
ご縁があったということなのです。
「難病」という字をみると、絶望的なワードにみえますが、悪いことばかりではありません。
良いこともたくさんあります。
それは難病になってみないとわからないものです。
普通の人が経験したくても経験できないようなことができるのです。
そしてそこからいろいろなことを学び、器の大きい人間になります。
人の痛みや気持ちがわかるようになったりもします。
見方を変えれば、すごいことかもしれない、と思いませんか。
これから様々な壁が立ちはだかります。
普段できていたことが、できなくなったり、
普段気にしないで過ごしていたことを、気にしなきゃいけなくなったり、
人生が激変します。
それでも、大丈夫です。
いくら考えても答えなんて見つからないのです。
答えの見つからない作業を続けるより、「今」というときを一生懸命生きることにシフトした方が、良くないですか。
人生一度しかないのですから、泣いてばかりでいるのはもったいないです。
ちなみに難病と言っても、症状が出るのは今回だけの場合もあります。
よく「治らない」「一生付き合っていく」と言われますが、たまたま今回だけで、数年後には忘れていることもあるそうです。
だから、全くわからない先のことばかり考えて悲観するより、今後同じことを繰り返さぬよう「今」の生活を大切にした方が、良いですよね。
仮にまた再燃してしまっても、大丈夫です。
最初だけわわわわわー!となりますが、
そのあとは何も考えずに、なんとかなるっしょと受け入れるだけです。
いつか、悟る日がきます。
宗教っぽい考えですが、正に自分教です。
私は8年かかりましたが、今はどんなときも安定した気持ちでいられます。
とは言えど、やはり人間なので、悩んでしまうこともあるんですけどね。
それはそれでいいんじゃないでしょうか。
そうやって、少しずつ成長していくものですから。
明日には良くなってる、来週には良くなってると短いスパンで考えるのではなく、
5年後には完治している、10年後には忘れている、くらい長いスパンで考えましょう。
それに、難病と向き合ってがんばって生きている人はこの世にたくさんいます。
あなただけじゃありません。
お互い、一緒に、ゆる~り、マイペースに前に進んでいきましょう♪
この世から難病で苦しむ人が、1人でも少なくなりますように・・・。