妊娠と薬情報センターに行ってきたレポ
薬を服用しているけど、妊娠したい!
↓ 前回の記事にも書いた通り、「妊娠と薬情報センター」に行ってきました。
結論から先に書きますと、妊婦さんや妊娠の可能性がある人は禁忌とされているコルヒチンを継続して服用しながら、ぼちぼち妊活を始めようと思います。
妊娠と薬情報センターとは?
2005年より「妊婦・胎児に対する服薬の影響」に関する情報収集や相談を実施しているところです。
当時東京都世田谷区から始まり、理念・活動に賛同する病院が増え、現在(2017年4月の時点)国内では46施設に拡大し、今後とも全国にネットワークを展開していく予定とのことです。
国内においては、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの服薬に関する情報がまだまだ少ないのが現状です。
そこで海外の科学的根拠に基づいた情報を提供することで、服薬による影響を未然に防ぐことに務めています。
また、妊婦さんの服薬に関するデータも集め、今後に活かす活動も積極的に行っています。
(参考URL:https://www.ncchd.go.jp/index.html)
どのような人が診察を受けれるの?
・持病で薬を飲んでいるけれど、妊活・妊娠していいの?
・旦那が薬を飲んでいるけれど、妊活・妊娠していいの?
・妊娠しているのを知らずに、こんな薬飲んじゃったけど大丈夫かな?
など、妊娠と薬が関わることであれば大丈夫です。
基本的には女性の申し込みが必須です。
どのような流れで診察が受けれるの?
私の場合↓
①婦人科からもらった問診票に個人情報、病歴、服用している薬などの詳細を記入し、返信用封筒を同封の上、センターに郵送する。
②2日後(到着日は時期によって多少前後します)、センターから以下の案内が郵送で届く。
③内容を確認の上、電話にて外来の予約をする。
2017年4月現在、外来は月曜・水曜の13:30~16:00にのみ受付けています。
外来の他、「お電話での相談」や「担当主治医からの説明」も選択できます。
国立成育医療研究センターに行きました。
妊娠と薬情報センターが入っている東京都世田谷区にある大きな病院に行きました。
ここは日本で最大規模の小児・周産期・母性医療を専門とする唯一の国立高度専門医療センターとのことです。
病院内には私みたいに妊活相談をする人もいれば、妊婦さん、赤ちゃん、子どもなど多くの人がいました。
病院の内装は、「病院は嫌なところ」という印象を払拭できる明るいデザインです。
子どもたちが退屈しないよう、遊べる場所もありました。
予約時間の30分前には来院するよう言われたので、早めに受付を済ませ、待合室にて待機します。
予約時間ちょうどに名前が呼ばれ、広めの部屋に案内されました。
いよいよ先生に相談
相談する先生は想像よりお若い先生2人でした。
おそらく20代後半から30代前半くらいでしょうか。
事前に郵送した問診票に基づき相談を行います。
以下、先生から言われたことをまとめます。
・健常者、持病持ち、薬の有無に関わらず、どんな妊婦さんにおいても、3%の確率で何かしらの障がいを持った赤ちゃんが生まれてくる可能性はある。
・基本的にコルヒチンは、マウス実験で染色体異常の報告があるので、日本では妊娠には禁忌とされている。しかしマウス実験では、規定値の何倍ものコルヒチンを投与をしている。
・健常者とコルヒチン服用者の妊娠・出産をまとめた海外の研究データがある。1つは健常者200人、コルヒチン服用者200人の実験。もう1つは健常者500人、コルヒチン服用者500人の実験。いずれも染色体異常などの差異は認められなかった。
・妊娠、出産は母体が元気であることが大前提であるから、薬を服用することにより、持病の発作が抑えられる状況なのであれば、そういう選択肢もありかと思う。
以上です。
あっという間の30分でした。
まとめ
つまり、すっごく簡潔にまとめると・・・
「やってみないとわからない!」ということです。
ただ、今までどの先生に聞いても、コルヒチンは適さないという回答ばかりだった中、今回初めての肯定的な見解が聞けたので、驚きと喜びがありました。
10,800円(自費出費)もかかりましたが、相談しに来て良かったです。
そんなわけで、私はこれを機に一つ、決断することができました。
コルヒチンを継続して服用しながら、ぼちぼち妊活を始めようと思います。
おまけ
最後に、先生から名刺サイズのカードをいただきました。
もし、妊娠できたら、調査に協力しようと思います♪
最後までお読みいただきありがとうございました^^