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2009年にベーチェット病と診断された30代♀の備忘録。 そろそろ妊活します・・・

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ベーチェット病と診断されるまで・・・3

ベーチェット病と診断されるまで

前回の記事の続きになります。

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視野欠損、飛蚊症、白いもやもやのトリプルパンチ

近くの眼科で診察を受けたその夜、「明日朝起きたら治っていますように」と強く強く念じました。

翌朝、治っているどころか、悪化していました。

視野が欠損していた部分はやや広がりました。

飛蚊症も仲間を連れてきたんかとばかりに、微生物のつぶつぶ野郎たちが増えました。

それに加えて全体が白く曇るという新たな症状も出現し、左目はトリプルパンチを食らっていました。

(メガネをかけている方ならわかると思いますが、メガネをかけながらラーメンを食べると、湯気でメガネが曇りますよね。そんな状況です。)

 

左目はほとんど見えていませんでした。

右目は何ともなかったので、日常生活に支障はありませんでしたが、かなり凹みました。

夢ではなかったんだなぁ、これは現実なんだなぁ。。

 

母親には心配をかけたくなかったので、

「なんか目の調子悪くて眼科行ったら、炎症起こしてるから大学病院行ってだって~」

と明るい感じで軽く伝え、1人で病院に行こうとしました。

しかし、母親は付き添ってくれました。

私は長女なので、いつも強がりばかり言っていましたが、正直このときは本当に心強かったです。

 

2人で電車でK大学病院に向かいました。

電車の窓から外を見上げると、飛蚊症のつぶつぶ微生物軍団がものすごい勢いで付いてきます。

ほんとお前たち・・・大空を自由に飛び散っていなくなれ・・・もう、解散!!!!

そんな心の声は届くはずもなく、母親と私とつぶつぶ軍団はK病院に到着しました。

 

K大学病院へ

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初めての大学病院でしたが、まず、たくさんの人がいることに驚きました。

ただ、9割くらいは高齢者の方々でした。

当時22歳の私は、なんで私はこの中にいるのだろうと、正直思ってしまいました。

 

予約なしの初診だったので、かなり長い間待ちました。

午前中に受付をして診察したのは夕方に近かったです。

待っている間、母親と他愛のない話ができたのは良かったです。

1人だといろいろと考え込んでしまっていたでしょう。

 

検査の流れは前日の眼科と同じで、眼圧をぷしゅっとして画面の気球を見て視力チェックをします。

が、左目は気球が良く見えなく、いつもよりちょっとばかし時間がかかりました。

そしてCの穴の開いた位置を伝える視力検査は、やはり一番上の大きいCが見えず、

検査の方がCの紙を持って、前日よりかなり前に近づいていました。

やはり視力もかなり落ちているようです。

 

そして、いよいよ診察の順番が回ってきました。

お医者さんはベテランっぽい女医の方でした。

きっと人間の目のあらゆることを熟知しているスペシャリスト。

この方に任せれば、すべて解決するはず。

先生!この左目の症状、原因、そして治し方を教えてください・・・!

 

ここで私の運命はすべて決まると思っていました・・・

 

まさかの緊急入院!

女医の先生は私の両目を、機械など使って一通りチェックしました。

こういうとき患者は、先生の表情や反応にとても敏感になります。

お医者さんが患者のことをじっくり診察している間、患者は医者の行動をじっくり観察しています。

お医者さんの息遣いのリズムの乱れまで聞き逃しません。

それは言い過ぎですが、そのくらいお医者さんのことを見ています。

お医者さんが少しでも首を傾げたり、「ありゃ」とか呟くと、もう絶望感でいっぱいになります。

 

そして、いよいよ診断のとき。

以下、女医さんと私の会話の一部です。(かなり省略してます。)

 

女医「最近熱がでたとか身体の調子が悪いとか、変わったことはありませんでしたか?」

私「いえ、特にないです。」

女医「そうですか。左目はぶどう膜炎と言って、目の中に炎症が起きていますね。黒いつぶつぶも白いもやもやもその影響ですね。」

私「(ぶどう!?ぶどう膜炎??)原因は何なのですか?」

女医「原因は今の段階ではわかりません。」

私「私の左目はいつ治るのですか?」

女医「時間が経つと治ると思いますが、現段階では何とも言えません。経過も見たいですし、大きな病気の可能性もあるので、急ですが検査入院をしましょう。精密検査をして、いろいろと調べる必要があります。」

私「入院!?!?!?」

 

今まで病気をしたことない、身内に大病をしたことのない、自称ザ・健康女子が、入院だななんて。

こんな日がこんな形でこんな若いうちに来るとは全く予想していませんでした。

そもそも大学病院に行けばすべてがわかるとさえ思っていました。

 

しかし、結局、原因は分からずじまい。

これは長い戦いになりそうだな・・・そのとき初めてちょっと思いました。

 

続く・・・↓

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