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2009年にベーチェット病と診断された30代♀の備忘録。 そろそろ妊活します・・・

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ベーチェット病と診断されるまで・・・2

ベーチェットと診断されるまで

こちらは前回の記事の続きです。

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重い気持ちを抱え、近く眼科へ

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受付を済ませ、早速ぷしゅっと眼圧を測ったり、画面の気球を見たりして、視力を確認します。

もともと視力は良くないので、コンタクトやメガネを作る際の儀式として、この辺りの行為は慣れています。

指示されるままさくさくっと終わりました。

 

次は視力検査(Cの空いた位置を答えるやつ)です。

右目はなんら問題なし、ただ左目はいつも見えているところが見えませんでした。

具体的な数値は覚えていませんが、視力矯正をしても一番上のCがわからず、

検査員の方が紙に印字されているCを手動で動かして、視力を測っていたのを記憶しています。

 

そして、瞳孔を開く目薬を差し、診察を待ちます。

待っている間、片目をつぶったり、目をパチパチしたり、

何度も何度も視野が欠けていたり視力が落ちている事実を確認しました。

その眼科は隣にコンタクト屋さんが併設されているため、

ほとんどがコンタクトを作りに来た人ばかりでした。

そんな中パチパチキョロキョロドキドキフワフワしていた自分は、

傍から見たら変人にみえたことでしょう。

 

え、大きな病気かもしれない?

名前が呼ばれ、順番が回ってきます。

待ち時間は15分くらいだったと思いますが、気持ち的には数時間待ち続けた感覚でした。

 

お医者さんに目を診察してもらっている段階で、

私の身に何かやばいことが起きていることが伝わってきます。

明らかにコンタクトやメガネを作るときの診察の反応と空気感が違うのです。

 そのときのお医者さんと私の会話です。

 

医「左目は眼底出血を起こしていますね。ここのところ身体に変化はありませんでしたか。」

私「(眼底出血!?)いえ、特に・・・。」

医「紹介状を書くので明日大学病院へ行ってください。」

私「え!明日ですか!そんなにやばいんですか?」

医「目の中で大きな炎症が起きているんです。大きな病気が隠れている可能性があるので、大きな病院でもっと詳しく検査をしてもらう必要があります。」

私「そうですか・・・あの、どんな病気の可能性があるんですか。」

医「〇〇〇病とか△△△病とか×××病(カタカナで早口でわからず)とか、、」

私「え・・・」

医「あとは白血病とかですかね~。」

私「!!!!」

 

いろいろな病気の可能性を挙げてくれましたが、

白血病だけは聞いたことがあるので、とても心に残りました。

当時白血病を題材とした映画がヒットしたり、

白血病の芸能人がいて、テレビでの特集を見る機会があったからでしょう。

その言葉を聞いた瞬間、頭の中でガリガリに痩せ細った自分が入院生活を送っているシーンを想像してしまいした。

そして、最後は「死」・・・。

 

私は白血病?死ぬの?

私は今までこれっぽっちも「死」について考えたことがありませんでした。

生まれて初めて「死」というのを身近に感じた瞬間でした。

何不自由ない生活を送っていた健康体な私が、なぜ、こんな目に・・・。

ただ、不思議と涙は流れませんでした。

私は涙もろいタイプですが、人間、こういうときって泣かないものなのですね。

恐らく現実を受け入れることができていないのでしょう。

夢なんだろう、はるか遠い国のおとぎ話なんだろうって心のどこかで信じていたのかもしれません。

 

そしてその後どうなるかというと、

心の中でポジティブな自分とネガティブな自分が戦います。

 

 ネガティブ「まだまだやりたいことがあったのになぁ。」

 ポジティブ「いや、でもまだ決まったわけじゃないし。」

 ネガティブ「でもも白血病だったらどうしよう。」

 ポジティブ「明日大学病院でなんてことなかったって可能性もあるし。」

 

このようなやりとりの無限ループにハマります。

 

ベーチェット病と診断されるまでに、私は2回大きなショックを受けます。

これがまず1回目の大きなショックな出来事となりました。

 

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